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iDeCo(いでこ)って…?
こんばんは。
前回、年末調整や確定申告、節税について触れました。
節税の話をすると、結構な割合で「iDeCoってどーなの?」と聞かれます。
今回はiDeCoについて、軽く触れてみようと思います。
①単刀直入に、得できますか?
A:節税的な視点で言うと、出来る人が多いと思います。
はっきり白黒つけろ!とお叱りを受けそうですが、他の控除等で上限まで節税している方等々、状況次第では例外もあるので、このような書き方となります。
そして、嬉しいのが掛け金がそのまま所得から控除される点です!
例:2万円/月×12ヶ月=24万円 を1年間で支払った場合…
支払った年の所得から24万円が控除されます。
つまり、ザックリ24万円×所得税率分の金額の還付が見込めるのです!
生命保険料控除は年間で保険料を何円払っても、最大12万円の所得控除と考えると節税効果は期待できそうです。
②誰でも始められるのですか?
A:誰でも…ではありませんが、比較的門戸は広い方かなと思います。
①国民年金保険料を払っている必要があります。→節税面が注目されがちですが、あくまでも年金ですので当たり前ですよね。
②そして、年齢制限(20歳以上60歳未満)があります。→そうですよね、年金ですからね。
③日本国内に住んでいる方のみ対象となります。→えっ、開始後に海外転勤になったらどうするの!?
iDeCoを始めた後に居住地が日本から海外に変わる場合、解約ではなく運用指図者となります。
運用指図者になると、掛け金の拠出はせずに運用方法の変更で資金をコントロールします。
また、居住地が日本に戻った場合は掛け金の拠出を再開できます。
③どうすれば始められますか?
A:まずは、金融機関のホームページから資料請求してみましょう!
…と言っても、iDeCoを取り扱っている金融機関は山程あります。
iDeCo公式サイトから検索してみると良いかもしれません。
しかし、取り扱い機関が多すぎても逆に選べないものですよね…ここで足踏みしていては時間ばかり浪費してしまいます。
何を重要視するかを先に決めてしまいましょう。
①手数料
②充実したサポート
③取り扱い商品
④利便性
この4つが軸になるかなと思います。どれにしていいかわからない!という方は④の利便性(≒既に他の取引があり、心理的ハードルの低い金融機関)で選ぶと良いかもしれません。
(iDeCoナビが偶然ですが、①~③に沿って検索できる仕様です。)
私もお金にウルサイ性分ですが、色々見た結果極端にどの金融機関が得、という結論を出せませんでした。
④始めるにあたり、注意点やデメリットは?
A:勿論あります。世の中メリットしかない話なんてないと思いましょう。
①積み立てたお金は途中で引き出せません。→急な入用等でアテに出来ません。他に機動性の高い貯蓄を作っておきましょう。
②手数料がかかります。→加入時の初期費用と、運営中常にかかる手数料の両方があります。手数料0円!と謳っていても、幾つかある手数料のどれかが0円で他はかかりますよ―というパターンが殆どです。
③将来の受け取り金額が払った金額より減る場合があります。→元本変動型商品で運用した場合は、そのリスクも背負います。また、元本確保型商品でも中途解約で元本割れする商品を選び、元本割れ期間に運用商品を変えた場合も同様です。
④運用商品や掛け金の変更は年に一度しか出来ません。→機動性が低いので、経済の変動があっでも耐えられる金額で行いましょう。ご利用は計画的に!
※金融で営業をされている方々へ
自分自身ではiDeCoを取り扱えないのに、取り扱い商品の話をしていると比較対象としてiDeCoの話題に―そんなことありませんか?
ありますよね…私も結構ありました。
そんな時、「よくわからないですが、ウチの商品の方が〇〇さんにとってイイですよ!」で押し切れるほど甘くないですよね…💦
逆に、取り扱い商品でなくとも周辺知識についてサラサラ~と説明できたら株爆上げですよね!?
そんな事態に備えて最低限勉強しておきたい方にオススメの本が「図解ポケット はじめてのiDeCo」です。
触書通り30分もあれば読めますし、小さいので持ち歩きやすいです。
お客様からすれば、取り扱い商品の説明は出来て当然です。プラスαの価値はこういう形でも身に着けられますよ。
※他商品の誹謗中傷や安易な比較は法律違反に繋がる場合もあるので、気をつけましょう!
検討するなら今年です!?
以上、とても簡素ですがiDeCoについて軽く言及してみました。
前回も申し上げましたとおり、新型コロナウイルスであまり出歩けない今年こそ!所謂面倒事を片付けるチャンスです。
今年すら検討しきれずに先延ばしにしてしまった場合、次のチャンスはなかなかないかもしれません。
iDeCoを検討する気が0でなければ、まずは資料請求という第一歩を踏み出してみましょう!
以上です!
よろしくお願いします!失礼します!